Gazelle
2020年07月26日公開 140 Views

Googleのコアアップデートで順位が落ちた時に取るべき対応

1年間に数回、コアアップデートという、より検索結果にマッチしてかつ信頼性のあるコンテンツを検索者に提示するための検索アルゴリズム変更が行われる。

これによって検索順位が落ちたサイトの管理人の多くは右往左往することになるが、その修正はしばしば間違ったものとなる。

Googleとしてはアルゴリズムの変更を知らせることで、より良いコンテンツ作りをWeb製作者に促したいので、Googleの意図にそぐわない間違った変更をされるとWebが退化してしまい困る。

このためGoogle側からは考慮して欲しい内容についてのメッセージを自ら発信している。要するにこういうWebの世界を作りたいのでこのように作れよお前ら! という超上から目線の発言である。

この上から目線の発言により、ログインの必要のないサイトであるにも関わらずhttps化しなければならなかったりする訳である。

ともあれGoogleのプラットフォーム上でビジネスを推進する限りはそれに従わざるを得ない、今回はGoogle様推奨の取るべき行動を示す。

コアアップデートは何を行っているのか?

スパムの判定を行って順位を下げているのではなく、かみ砕くと下記の2つのことをやっている。

  • コンテンツを評価する方法を変更する
  • 新しく出現した用語を新たに評価対象に加える

例えば古いランキングをいつまでも載せたサイトの順位が落ちるのは、記事がスパム紛いだったというわけではなく、単純に情報が古くなってきたため、新しい情報を載せたサイトに置き換わったということである。

Googleの提唱する検索意図とは

順位が落ちたのは他のサイトが自分のサイトを上回ったということであるから、改善の模索はしていく必要がある。この時に考えるべきことをGoogleは自問自答できるように質問形式で助言してくれている、それについて解説・考察する。

コンテンツの質に関する質問

  • Does the content provide original information, reporting, research or analysis? ( オリジナルな情報、報告、研究、分析であるか? )

Googleの当初のアルゴリズムの根幹はページランク。オリジナルな情報や分析結果は被リンクが付きやすい、これはページランクアルゴリズムをサイト運営者向けに言い換えたものだろう。

他の人と同じ記事かどうかを判定している可能性もある。

文章の類似度を求めるアルゴリズムとしてコサイン類似度というものがある。文書を単語に分解して、それをベクトル化し、コサイン計算を行うことで算出する。要するに似たような単語が似たような割合で含まれると値が大きくなる。

検索結果を見比べて、コサイン類似度の高いものは既出コンテンツとみなされて順位が上がらない可能性がある事を言っているのかもしれない。

  • Does the content provide a substantial, complete or comprehensive description of the topic? (十分な、完全、あるいは網羅的な記述があるか)

コンテンツの網羅性を問うている。文章は長い方が良いと言われる所以である。 ただし、一律に5000文字以上が良いとか決めつけない方が良い。

ここの英語topicは主にtitleタグをさしているのだと思う。すなわち付けたページタイトルについての網羅性をここでは問うている。

すなわち広い範囲をカバーする内容のタイトルを付けた場合は文章は長くなり、狭い範囲のタイトルの場合はあるていど短めが妥当ということである。

  • Does the content provide insightful analysis or interesting information that is beyond obvious? (コンテンツは洞察に優れた分析、明らかであることを超えた興味深い情報を提供しているか)
  • If the content draws on other sources, does it avoid simply copying or rewriting those sources and instead provide substantial additional value and originality? (コンテンツを他から引用してきているなら、単純なコピーや言いかえではなくて十分な量の補足や独自性を加えるべき)

正直一番最初のオリジナルな分析と変わらない問いである。ともあれ真似した文章はコサイン類似度とかで見破られるのでちゃんとオリジナルな内容を入れてねってこと。

  • Does the headline and/or page title provide a descriptive, helpful summary of the content? (ヘッドラインやページタイトルが叙述的であり、コンテンツの要約となっているか)

titleやh1タグで書かれていることを見て、文書全体の意図を予測しますよといっている。タイトルが文書全体を一言で表したものになっているのかを確認する必要がある。

  • Does the headline and/or page title avoid being exaggerating or shocking in nature? (ヘッドラインやページタイトルが誇張を避けているか)

雑誌やチラシに良くあるような過激なタイトルをつけてユーザの興味を引き、クリック率を上げようとする魂胆は避けた方が良さそう。

  • Is this the sort of page you’d want to bookmark, share with a friend, or recommend? (ブックマークやシェア、推薦したくなるようなコンテンツか?)

人の役に立つコンテンツかを問うている。リンクポピュラリティも重要度は落ちてきているもののまだそれなりに評価対象として入っているため妥当な文句かと思われる。

  • Would you expect to see this content in or referenced by a printed magazine, encyclopedia or book? (印刷された雑誌、百科事典、または本で参照されるか?)

この質問はちょっと行動に落とし込めそうにないな。。

専門性に関する質問

  • Does the content present information in a way that makes you want to trust it, such as clear sourcing, evidence of the expertise involved, background about the author or the site that publishes it, such as through links to an author page or a site’s About page? (コンテンツはあなたが信じたいと思われる方法で情報を提示しているか?専門家による明確なソースは含まれているか?著者ページやsite aboutページなどから参照される記事を書いている人の経歴は確かか?)

ここでは2つの視点を述べており、一つは信頼できる情報源を提示しているかということ、もう一つは著者の経歴が信頼できるものかということである。

1つ目については信頼できる情報源のリンクを張ることで対処できる。

2つ目に対しては、著者についての経歴が書いている記事の信頼性の裏付けになるかを問うており、例えば投資ジャンルなのに著者の経歴が、”趣味はモンハン、最近は新たに英語の勉強を始めました”とか関連のないことばかりを書いていたらアウトなわけである。

  • If you researched the site producing the content, would you come away with an impression that it is well-trusted or widely-recognized as an authority on its topic? (あるトピックでサイト調査を行ったとして、広く認知され十分に信頼のあるサイトだという感じを受けるか?)

権威のありそうげなサイト作りをしろという意味だと思う。あまり上手い文章に落とし込めているとは言えず、僕がGoogleのエンジニアだったらどうこれをアルゴリズムとして落とし込むのか非常に悩むところである。

ただ、一つのサイトに対しては一トピックの方が専門性が高そうで有利になるということは言えるかもしれない。雑記より特化型が強いということ。

  • Is this content written by an expert or enthusiast who demonstrably knows the topic well? (専門家や良く知っている人が書いたコンテンツか?)

一番最初と同じで、著者の経歴をしっかり記述している事、専門用語が文書に含まれていることなどが関係してきそう。

あるいは書籍の出版でその人の名前が含まれているか?などもあるかもしれない。本を出版した人が、その内容でWebサイトを作成したら権威性が上がるのでは。

  • Is the content free from easily-verified factual errors? (コンテンツには、簡単に確認できる間違いがないか?)

簡単なFactチェックはしている?明らかな嘘を唱えるのは良くないということらしいが、地球が平坦だと思われていた時代に地球は丸いみたいなことを言ったらGoogleの検索順位は下げられるのだろうか?行動には落とし込めそうにない。

  • Would you feel comfortable trusting this content for issues relating to your money or your life? (お金や生命に関するコンテンツを信頼できるか)

これは俗にYMYL(Your Money or Your Life)と言われ、金融や医療に関する記事は、間違えが無いようにより専門性を重視するということである。

これらのジャンルを扱う場合は、記事の内容だけではなく、専門用語の使用、信頼できるソースへのリンク、著者経歴の充実などできることはしっかりしておく必要がある。

表現と制作の質問

  • Is the content free from spelling or stylistic issues? (コンテンツにスペルやスタイルの問題が無いか?)

  • Was the content produced well, or does it appear sloppy or hastily produced? (コンテンツはうまいこと制作されているか、あるいは乱雑に急いで作られたように見えるか?)
    スタイルで文字が隠れていたりするとGoogle Search Consoleから警告が来るので、それに対応していれば良いだろう。スペルミス等にも気を付けよう。

  • Is the content mass-produced by or outsourced to a large number of creators, or spread across a large network of sites, so that individual pages or sites don’t get as much attention or care? (コンテンツが 大量生産される、多くのクリエーターによって制作される、サイトの巨大ネットワークにまたがる場合、 個々のページやサイトがそれほど注意を払わなくても 済むか?)

ナビゲーションの問題、大量のページがある場合は個々のページの露出が少なくなり、サイト内でのプレゼンスが低下してしまう可能性がある。これを防ぐために、有力な記事をしっかり目立たせる、リンクを辿れるようにしていかなくてはならない。

また、ページに貼られたリンクが、そのページとどの程度関連しているかという観点も重要である。

GoogleはDiversity Filterという特許を持っており、これは内部リンクで似たような冗長なコンテンツを発見した場合にリンクで与えるスコアを減じるということである。

一方で全く関係のないコンテンツへのリンクも減点対象となるので、十分関連していてかつ重複がないことが重要である。

海外の記事が解釈の上で役に立った。

  • Does the content have an excessive amount of ads that distract from or interfere with the main content? (メインコンテンツを妨げるほどの過剰な広告が入っていないか?)

リンクに占める広告の割合を言っているのか、画面全体に占める広告の割合を判断しているのかは分からないが、過度な広告はペナルティを食らう可能性がある。常識の範囲内でとどめよう。もっとも過剰な広告は自然リンクを得られにくいので全体としては抑制傾向にある気はするが。

競合対策に関する質問

  • Does the content provide substantial value when compared to other pages in search results? (コンテンツが他のページと比べて十分な価値を与えているか?)
  • Does the content seem to be serving the genuine interests of visitors to the site or does it seem to exist solely by someone attempting to guess what might rank well in search engines? (コンテンツが真にユーザの興味を引くものなのか?あるいは何が上位表示されるかを想像する誰かによってのみ存在しているように見えるか?)

解釈が難しいが、ユーザの検索意図を踏まえてグーグルは検索結果を返しているわけなので、ユーザの検索意図をより深堀して十分に価値を与えるコンテンツを作っていきなさいということ。

対処すべきことのまとめ

いかがだったであろうか?順位が落ちたの行動の観点から対策をまとめると次のような施策を打てばよい。

  • 情報が古いと感じた場合、新しい情報に更新する。新規に出てきた単語を積極的に使っていこう。
  • タイトルとその内容の整合性が取れているかを見直す。過激なワードは避ける。
  • 網羅性が欠けている場合は追記・修正する。
  • 専門用語の使用、信頼できるソースへのリンク、著者経歴の充実。
  • 各記事が独立性を保っているか、関連リンクに冗長性はないか、適切かを見直す。
  • 広告が過剰で見にくいと思った場合は外す。
  • レイアウトの乱れ、誤字脱字のチェックし修正する。
  • 競合分析、検索意図の深堀を行いコンテンツを見直す。

これらを適切に行うことができれば、次のコアアップデートのタイミングで検索順位がアップしているはずである。ではでは頑張りましょう!

関連リンク

日本語訳されたページもあった。わざわざ翻訳して疲れたが、必ずしも翻訳が正しいわけではないので、英語から読み解くことも重要である。ともあれリンクを張っておきます。Google のコア アップデートについてウェブマスターの皆様が知っておくべきこと

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