Gazelle
2021年04月25日更新 1212 Views

AWS Lightsailでスクレイピング作業は不向き

静的ファイルをホストする環境としてLightSailはかなり優れているが、どうもスクレイピングに関しては苦手らしい。

Pupeteerを3.5ドル最安のプランで動かそうにも全く動いてくれず、毎回タイムアウトとなってしまう。

大して重い処理をしているわけでもないと思っているのだが、何故SSHでログインするのもできなくなるぐらい動作が重くなってしまうのか。。

ちなみにどのレンタルサーバがスクレイピングなど重い処理に向いているかは【実体験】さくらVPSが最も使い勝手が良かった件の比較記事も参考にして欲しい。

バーストキャパシティを有効活用できず

lightSailには、CPUリソースを使わない分を貯めておき、必要となった時にフルパワーで使うことができるバーストキャパシティという仕組みがある。

しかしこれを使う処理と使わない処理が内部の何かしらのアルゴリズムで決定されるらしく。Pupeteerのプログラムには適用されないらしい。

image.png

大してパワーを使わないのにおかしいなと思っていたが、さすがに5%のCPUパワーと512MBメモリではHeadLess Chromeブラウザーは動かせなかったという事である。

バーストキャパシティは使用しない時にCPUパワーを貯めることができる素晴らしい仕組みだと思っていたが、使いたい時に使えないということは想定外であった。

スクレイピングにおすすめのスペックは?

CPU1コア512MBは他のVPSサービスでも厳しかった。2Core 1GB程度あればサクサク動くので、さくらVPSかKonohaの2Core 1GBプランをおすすめしておく。

両サーバーとも実際にサクサク動くことも動作確認済みである。

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